世界が注目するグルタチオン
  グルタチオンは、医学の世界では肝臓疾患、ジンマシン、ツワリ、白内障、シミなど多くの
  身体のトラブルに効果を発揮する医薬品で知られております。
  生化学の世界では活性酸素を除去し、過酸化脂質を分解して毒物を解毒し、生体機能を
  がっちり守っております。しかし、不思議なことに一般の人には殆ど知られておりません。
  それは、経口摂取するグルタチオンはすぐに酸化されて前述のような効果があまり期待
  できないためです。
  グルタチオンは、注射として体内に注入された場合や、自らの細胞で作り出すものが最も
  効果があります。最近、パリ大学やアメリカの国立ガンセンターなどの研究により、
  一部の栄養食品に肝臓をはじめとした体内のグルタチオンを増加させる機能のあることが
  確認され、グルタチオンが一挙に注目を集めるようになりました。
● 肝臓機能を強力に防衛
  肝臓では吸収した栄養をもとに身体に必要なアルブミン、グロブリン、各種の酵素などの
  蛋白質の合成を行っています。 グルタチオンも蛋白質の仲間ですので、その殆どが
  肝臓で作られます。 肝臓で作られたグルタチオンは、肝臓の中で仕事をすると同時に、
  肝臓からさらに血液中に放出されて身体の中を巡りながら仕事をします。グルタチオンの
  仕事とは、活性酸素を除去して身体の    酸化を防ぎ、過酸化脂質を分解し、毒物を
  解毒する働きです。 活性酸素は、悪玉酸素・過激酸素などとも呼ばれますが、タバコ、
  アルコール、食品添加物、医薬品などの化学合成物質、各種のストレス、激しい運動、
  紫外線など多くのマイナス要因で体内に増加します。体内で発生した活性酸素を
  そのままに しておくと細胞内の成分や細胞膜・血液成分などを酸化して臓器の機能を
  低下させ、多くの生活慣習病と呼ばれる成人病や難治疾患・ガンなどの原因を作り出し
  ます。 身体の中では肝臓で一番多く活性酸素が作り出されていますので、グルタチオン
  も肝臓で最も多く作られることになります。 肝臓でグルタチオンの生産される量が
  減ったり、グルタチオンの消耗される量が多くなったりすると、肝臓の機能は低下し、
  身体はいろいろなトラブルに見舞われやすくなります。
 糖尿病とグルタチオン
  糖尿病の原因としては「食べ過ぎ」「ストレス」「老化」「遺伝」などがあげられますが、まだ
  糖尿病の発生のメカニズムが解明されているわけではありません。 最近の研究では、
  膵臓の細胞内で作られる活性酸素が、膵臓機能を障害する原因ではないかともいわれ
  始めました。
  糖尿病の際、膵臓のβ-細 胞内のグルタチオンの減少がみられるからです。 糖尿病で
  血液中にブドウ糖が増えると、ブドウ糖が他のタンパク質とくっついてしまう現象 が起こり、
  活性酸素の処理能力が大幅に低下してしまいます。 その結果、血小板が酸化されて
  血液は粘って流れにくくなり、コレステロールが酸化されて動脈硬化が発生しやすくなり、
  血栓症も起こりやすく なります。 目の水晶体が酸化されると白内障になります。
  腎臓の糸球体が酸化されると腎不全に陥ることに  なります。 こうした ことがわかると、
  糖尿病の際に抗酸化作用のある栄養素を補給したり、肝臓のグルタチオンの生産を高め
  ることは、合併症の防止に大変意味のあることがわかります。


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